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愚か者の最後の恋人〜このこ誰の子、かわいいこ?〜
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愚か者の最後の恋人 (花丸文庫BLACK ヒ 1-1)
樋口 美沙緒
JUGEMテーマ:読書


【あらすじ】
惚れ薬を飲まされ、雇い主で貴族のフレイに恋してしまった使用人のキユナ。
誰にでも愛を囁く節操なしのフレイのことが大嫌いだったはずなのに、面白がって悪戯されてもその手を拒めなくて......。

雑誌の新刊紹介でこの↑あらすじを見たとき「こんなトンチキ本誰が買うんだよ・・・」と思ったものですが、まんまと買った人がここに。

いや、それでも読み始めるまで絶対トンチキおばか本だと思っていたんですがね・・・もう、最初っからツボにハマりまくり、胸にささりまくり、読みながらどんだけティッシュを消費したか!!
私は人一倍涙腺弱いタチなのでそのぶん割り引くとしても、せつなくてせつなくて、翌日目が腫れるほど泣いちゃいましたよ。

そうか、媚薬はエロスだけど惚れ薬はロマンスなんだな!?

ビバ、惚れ薬!!!

近頃きゅん♪が足りないわ〜、というお方は騙されたと思って読んでみてはいかが〜?

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黒い花丸ちゃんに関しては、以前の記事でも申し上げたようにいろいろと思うところがないわけでもないのですが、この本については払った値段分十二分に元は取れた!(実際同日購入した他社文庫と厚みは変わらんのにほぼ100円高いです)

こちらは作者さまの初の本だそうですが、その本がストライクゾーンど真ん中で、しかも折り込みリーフレットのインタビューを読んだ限りではこの方とは好みが合いそう〜♪

インタビューの中で樋口さんはカタルシスという言葉を使っていらっしゃいますが、私が切ない系BLに求めるものはまさにそれ!!

散々泣かされて泣かされて、攻の心ない言葉に傷ついたり自暴自棄になったりしながら、それでも「好き」をやめられない苦しさ、切なさ。

そして最後の最後で今まで散々受を振り回してきた攻は、自分にとって受がどれだけ掛け替えのない存在だったかに気付きます。

しかしその時には何より大切なものは手のひらから零れ落ちそうになっていて…。

オーッホホホホ!!←高笑いw
いまさら慌てても遅くってよ!
他の男にさらわれる受を見るのがイヤなら、跪づいて哀れに愛を乞うがいいわぁっ!ヾ(≧∇≦)ノ♪

これが私のカタルシス(笑)

このタイプの作家さんといえば義月粧子さんやいとう由貴さんが代表的かと思いますが、この本読んでちょっと木原さんの「美しいこと」とかも思い出しましたよ。

しかしこちらの攻であるフレイは寛末ほど氏ね!とかいう感じではなく(苦笑)まだ年若い貴族の坊ちゃんだもの、仕方ないわね、って範疇かな?

そう、途中からあんまり泣けて泣けて錯覚してましたがこの本、設定自体は非の打ち所のないトンチキです。←なんだそれ!

貴族社会での家督争いを無くすため、正妻の子以外は『愛の迷い子』と呼ばれ、結婚は同性相手に限定されている国で、迷い子たちが繰り広げる愛の悲喜劇です。

領主の弟で『愛の迷い子』であるフレイに、放蕩をやめて許婚と結婚させるために従者として遣わされたキユナですが、幼い頃から共に育ち、拾われっ子の自分をからかってばかりのフレイが大嫌い。

それでも敬愛する領主ノクシアのために口煩く結婚を奨めますが、男も女もより取り見取りのフレイは聞く耳持ちません。

てゆーか許婚が見も知らぬ男って…攻同士とか受同士だったらどーすんだ!←問題はそこなのか?(笑)

誰だってそんな危険な結婚はしたくないよw

キユナはどーしてもフレイがいうことを聞かないときは一服盛っちゃえ♪とノクシアから秘伝の惚れ薬を預かっていたのですが、見た目がワインそっくりのそれを、そうとは知らないフレイに飲まされてしまいます。

いやー、お約束展開ですね!なんたるトンチキ、見事なトンチキ、まさに王道です。

ここで飲まされたのが媚薬だったら張り切ってエロ突入!単なるラブコメなのですが、惚れ薬となるとこれは心の問題ですからね。

しかも盲目的にラブラブ状態ならまだしも、完全に自我は保ったまま、好きな気持ちだけが制御できなくなってしまいます。

幼い頃は兄弟のように育ち、今は従者として側で仕えて、フレイの語る恋がどれほどその場限りの軽く実のない言葉であるか、知り尽くしているのに流されては傷ついてしまう。

優しい言葉も情熱的な囁きさえもひとつも信用していないのに、信じたくなってしまう。

自分の気持ちを利用して弄び、傷付けられるだろうことを予期してフレイの持つ解薬を渡して欲しいと頼むキユナですが、解薬が欲しければある男をおとせ、と命令されます。

うわーん、キユナ切なすぎるよ〜!

薬のせいだとわかっていても、好きで好きでとめられない気持ち、なのにどれだけ好きでも信用できなくて甘く優しく囁くフレイを受け入れられず、報われることのない恋。
頑ななキユナに怒ったフレイから突き付けられた交換条件。

好きな男を断ち切るために、他の男をおとさなければならないなんて!

やっぱりフレイ氏ね、かもしんない(笑)(`∀´)Ψ

条件の対象となる相手やその兄弟の愛の迷い子たちも複雑に話に絡み、結局誰もが本当の愛を欲しがってもがいている話なんですが、ようは登場人物のほとんどが貴族の身勝手な恋愛…だったり、狂気じみた盲愛の果てに生まれてきた子供たちというわけで、ミステリアスな出生の秘密やそれに関わるどんでん返しなんかもいくつか用意されていて予想外に楽しめました。

身内同然という気安さからの無神経な言動と、長年側にいる相手への慈愛に満ちた行動という相反する態度でキユナを翻弄しまくり、散々泣かせたフレイも実はあれこれヤキモキさせられて最後はひざまづいて愛を乞うメロメロさだったしね!

これぞ切ない片恋のカタルシス!
わはは、満足じゃ♪

なんだか私が書くとトンチキお笑い本てイメージばかりがクローズアップされてしまう気がしますが、ほんとに設定はトンチキでもぎゅぎゅっ!と胸を締め付けられるような切ないお話なんですよ〜!(T∇T)

なんか私が感じた切なさはこの感想からは半分も伝わった気がしませんが、もしアンテナにビビッ!ときたら是非手に取ってみてください♪(*´▽`*)

ゆちゅらぶ♪ | 樋口 美沙緒 | comments(8) | trackbacks(1) |
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Comment
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こんにちは。コメントは初めましてですが、いつも楽しく読ませてもらってます。
この本、ちょっと気になってたんです。樋口さんはBLノベルサイトをずっとやっていらして、そこに置いてある痛い&切ない系の泣けるお話が大好きだったんですが、あらすじを読む限り「愚か者の〜」は傾向が違うのかな?と思っていて。(花丸だし…)
でもやっぱり、泣ける系だったのですね。ゆちゅさんのレビューを読んで、やっぱり買わなきゃ!と思いました。
これからもお買物の参考にさせてもらいますね。
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(..)φ 浅緋
2009/01/23 11:18 AM

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浅緋さん こんにちは、はじめまして!
コメントどうもありがとうございます♪

私はまったくの初読み作家さんだったんですが、サイトをやってらっしゃる方だったんですね〜。
なにも・・・というと失礼ですが、期待もなく読んだのに(あらすじトンチキだしw)あんなに泣かされるとは思ってもみませんでした!!

なのでこの本をトンチキだと思って敬遠してる人は他にもいるはず!!書かなきゃ!と使命感に駆られましたよ(笑)
弱小トンチキぶろぐなので効果の程は期待できませんが、浅緋さんのようにお一人でも読む気になっていただけたなら嬉しいです♪(*´▽`*)

よろしければまた気軽に遊びに来てくださいね!
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(..)φ ゆちゅらぶ♪
2009/01/23 1:36 PM

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ゆちゅ♪さん、こんばんは!
高階さんが挿絵だったのでちょっぴり気になってみたものの、アラスジで「何じゃこれ?」と思ってうっかり棚に戻してしまった一人です(笑)。
世界観が徹頭徹尾トンチキ設定が貫かれているみたいで、ゆちゅ♪さんのご機嫌な感想読んでたら俄然興味が沸いてきましたよー。
今月は全然BL本を買っていないので、ここは一つ新規開拓してみようかな?
ではでは!

あと、プリン。
電子レンジが無い場合は難しいのかしら?
理論上は、蒸し器でも製作可能のような気がするのですが…。
ウチは実家も電子レンジが無い家なんですよね(笑)。

ではでは!
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(..)φ tatsuki
2009/01/23 11:27 PM

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こんばんは〜
ゆちゅさんもこれ買ってたのね!
私も読む前はどんだけギャグな話だよ…って思ってたんですけど、読んだら以外にまじめな話だったので帰ってびっくりしましたよ。
ちょっとひねくれてるからなかなか攻めの気持ちにきづかなないし、じれったいったらありゃしない(笑)
そんな2人のすれ違いが、そう、なんかきゅん♪って感じでした

話とは関係なく、毎回思うんだけど、花丸は高階さんのイラスト線が太いですね〜
私も感想書くつもりで、途中でほったらかしに(´ー`A;) アセアセ
書いたらTBしに来ます。

それから横レスですが

>プリン
電子レンジ無くても出来ますよ。フライパンとか鍋に湯はって蓋して蒸してやればいいので
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(..)φ 高坂
2009/01/24 1:17 AM

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興味津々のokapiが一匹
身辺が落ち着いたら、狩りに出たいと思います

プリン食べるのは好きなんだけどなぁ
特に、手作りプリンは既製品と違った美味しさがありますよね
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(..)φ okapi
2009/01/24 8:37 PM

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tatsukiさん こんにちは♪

やっぱりあのあらすじにはちょっと怯みますよね〜(´∀`)
しかしトンチキも貫かれれば純愛になるのです♪
ご興味持たれたなら読んでみてくださいませ(*´▽`*)

プリンは前のコメントで高坂さんも答えてくださってますが、蒸しプリンにされる時は温度が高いので時間は短くなると思います。
すが入らないように気をつければ、ようは茶碗蒸しと同じなので!(笑)
美味しくできると思いますよ〜。
こちらも是非お試しくださいね♪
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(..)φ ゆちゅらぶ♪
2009/01/25 9:04 AM

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樹さん こんにちは♪

わあ、なんだかお久しぶりです〜(≧∀≦)
この作品はホント、読んでびっくりするほど胸きゅんでしたね♪
じれったいんだけど、フレイのあの所業じゃなかなか信じられないのも無理なないですよ〜。

>花丸は高階さんのイラスト線が太いですね〜

あぁ、私も微妙に雑?な気が…(笑)
いや、レーベルに合わせて雰囲気を変えているのかもしれませんよね!?
樹さんの感想も楽しみにしてますね♪

プリンの蒸し方についてもレクチャーありがとうございました!
TBもお待ちしております〜(*´▽`*)
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(..)φ ゆちゅらぶ♪
2009/01/25 9:28 AM

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okapiさん こんにちは♪

ぜひぜひゲットしてトンチキぶりを楽しんでください♪
プリンはお勉強の息抜きにちゃちゃっと作れるくらい、ホントに簡単で美味しいですよ♪(*´▽`*)

気がむいたら手作りおやつにもチャレンジしてみてね★
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(..)φ ゆちゅらぶ♪
2009/01/25 9:37 AM

It comments.









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