CATEGORIES
ARCHIVES
RECOMMENDED
OTHERS
<< Plearureな二日間♪ | main | マハラジャの愛妻〜妻のお仕事何ですか?〜 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

スポンサードリンク | - | - | - |
獅子は獲物に手懐けられる〜Please wait,Lion.〜
獅子は獲物に手懐けられる (SHY NOVELS 210)
獅子は獲物に手懐けられる (SHY NOVELS 210)
榎田 尤利
JUGEMテーマ:読書


榎田さんの犬調教本のリンク作ですー。

榎田さんはエンターテイメント性の高いコメディなんかももちろん面白いのですが、こういう作品を読んでしまうとやはりその真価はシリアスでこそ発揮されるのだなーと強く思います。
や、ルコちゃんとかも好きなんだけどさ。

でもどこかに少し傷のあるひとたちの痛さを一緒にぎゅーっとあじわえるような、そんな作品を読むとそれで一番最初に榎田さんの作品を好きになったときの衝撃をまた思い出すような感じです。
それに痛いばかりでなくウィットに富んでいたり、上手にくすっと笑わせてくれたりするところも私がこの作家さんを好きな理由なんですけども。

まあ今回ちょっとどころではなく痛い部分もあるのですけどね・・・。

「犬ほど素敵な商売はない」の感想はコチラ

【あらすじ】
「他の男を気にしてる場合か? 俺だけ見て……俺だけ感じていろ」 
呼吸器内科の医師である鶉井千昭は、ある夜、自宅で突然見知らぬ男に襲われた。
それが会員制デートクラブ Pet Lovers のライオン、蔵王寺真との出会いだった。
足首に見えない鎖を繋がれている千昭と、金で愛を売る不遜なライオン、真。
千昭の義兄の企みの下、不本意な出会いを果たしたふたりだが、いつしか強く惹かれあうようになる。
しかし、ある過去が千昭を苦しめ…… 究極のビースト・ラブ!!

拍手する

読んでから間があいてしまったのですが…ちょっと下書きしてあったので諦めずに続きを書きますよ(笑)

前は犬!調教!というのでヘタレな私はビビってなかなか手を出せなかった思い出があるのですが、実際の苦手度でいえば今回のほうが私的にはキツかったかも〜(T▽T)
けっこうな暴力シーンがあるので苦手な方はお気をつけくださいませ。

今回派遣されるのは金茶のたてがみの美しい雄ライオン。

私が子供のころなんかはライオンといえば肉食獣、百獣の王といったイメージがあって怖い動物の代名詞のように思ってたんですが、でも物語や映画に出てくるライオンて案外みんな気は優しくて力持ち!なんですよねえ。
あのふさふさしたたてがみや威風堂々とした態度がそんなふうに見せるんでしょうか。

千昭は義父が院長を務める病院に勤務する内科医ですが、着替えを人に見せられないほどその身体には生傷が絶えません。

実家を出て一人暮らしの千昭の部屋に勝手に上がり込み、過去の負い目をたてに好きなように暴虐の限りを尽くす男は義兄の深見。

ある日千昭は自分の部屋で暗がりの中何者かに襲われ犯されそうになりますが、性体験のない千昭が本気で怯えているのに気付いた相手は訝しんで名前を聞いてきます。

そこに深見が現れこれが義兄の企みだったと判明しますが、驚いたことに千昭をレイプしようとした相手のほうが契約違反だと怒りだします。

金茶のたてがみを持つ美しいライオンのような彼・シンは金で愛を売る男…いわゆる男娼だったのですが、彼の所属する“Pet Lovers”では合意のないセックスは禁止されており、もちろん彼らペットを使って第三者を犯すなどとんでもないことです。

その場では未遂で済み去っていったシンですが、千昭が病院でヤクザに絡まれていたところを友達の見舞いに来た彼に助けられ、偶然から縁が繋がることに。

千昭は初めて出会う野性の猛獣のような彼に惹かれていましたが、シンの方も一見ガゼルのように弱々しく補食されるしかないように見えて自分を真っ直ぐ睨みつけてくる千昭の不思議な芯の強さが気になっていたんですね。

長い間義兄に虐げられ、反撃もせず逃げることもできないでじっと食われているしかない草食動物は、実は身を持って自分の母や妹を護るため、また義兄への呵責の念から言いなりになっていたのでした。

ただ義兄への贖罪だけなら或いはとっくに逃げてしまったか、何か楽になる方法を考えたと思います。

でも身体が弱い母や、義父の実子であり義兄や自分とも半分ずつ血の繋がっている妹のことを考えると自分だけ楽になることもできず、そうするうちに人って多分痛い目にあうことには慣れて諦めてしまうんですよね。

しかし今回のように第三者によって受けた暴力はこと恋愛ものにおいては後に、または現在結ばれている恋人の真実の愛によって癒される可能性が高いですが、その暴力を振るう相手が愛する人であった時は救いがないように思われ、私には耐えられないのです。

つまり水原さんとかダメなのはそのあたりだと思う…(-_-ι)

この作品ではシンが救いであり支えであり何かが変わるきっかけ、ガゼルが肉食獣に反撃するための起爆剤になっていますが、今思えばなんだかこれって「あらし〇よるに」っぽい関係ですねw

や、ちゃんと人間同士なんだけど↑を読んで感じたのに近い萌えですよ(笑)

…異種族間恋愛萌え?

まあオオカミさんと違ってこっちのライオンはがっつり喰っちゃってますけどね!別のイミで(笑)

最初が暴力的なレイプ未遂、二度目がやはり義兄の深見の差し金で屈辱的なプレイをさせるため、三度目も今度は千昭自身の思い出作りのためと、そのどれもが金で買われた相手と客(若しくは客の玩具として)の関係でそこに本当の意味での合意はないのですが、シンは最初から心優しいステキなライオンでした。

お互いに最初から惹かれ合うものもあったと思うけど、これが他の相手なら千昭は深見の思惑通り傷付いて心をズタズタにされて壊れていたかもしれないです。

でもシンは規約だからだけではなく深見に玩具扱いされている千昭をちゃんと意志のある人として見て、心ごと抱いてあげていましたね。

そして千昭を抱くことで自分自身すら商品にしていた根無し草のようなシンが、しっかり地に足をつけて守りたい相手を見つけられたんだと思います。

金で買われたデートの時にした恋人同士のようなディベートごっこは雰囲気を盛り上げるための手管に過ぎなかったかもしれないけど、母が亡くなった時それをなぞる千昭が切ないです。

この時駆け引きを楽しむために言葉を駆使するディベートなんかじゃなく、理屈なんか抜きで激情をぶつけたシンに千昭は救われますが、本当に心に届くのはやはり飾りなんかなにもない相手を想う気持ちの強さなんですよね。

かなり重苦しいテーマを扱った話で、読むのがキツイ場面も多々ありましたがそこは最後は榎田さんを信じて読み続けましたよ。

そういった意味でかなり千昭は袋小路に追い詰められた状況だったので、いったいどんな風に収拾つけるのかと心配していたら、あらら案外あっさり…?

いや、まあ私はイタタはダメなんでぬるくてもハッピーエンド上等なんですが。

うん、ちゃんとギリギリ未遂で助けが入るし悪い奴は消えたしシンはペットをやめて千昭一人のLoverになったし、メデタシメデタシですね♪

ただそれまでのお預け期間にじれじれしてたせいか、最後は「待ての出来るライオン」はどこへやら、サカっちゃってましたね…あーあ(笑)

いつも言うけど君達、病室では控え目にな!(≧∀≦)
ぜぇーったい、バレてるし!
周りがいたたまれないよ(笑)

これ自分の勤務先だったりしたら、別所先生に見付かるとか真っ最中に踏み込まれるとか(笑)

いっそそれも楽しかったかもしれませんね!
別所先生好きだ!(≧∀≦)

ひ弱だけど心の強いガゼルはたくさん痛い目に会ったぶん、これから強くて優しいライオンさんと幸せになれるといいな、と思います〜(*´▽`*)

ゆちゅらぶ♪ | 榎田尤利 | comments(4) | trackbacks(1) |
スポンサーサイト
スポンサードリンク | - | - | - |
Comment
comment_area
こんにちは〜!

獅子〜はちょっと予想と違っていた・・・っていうのが
1番の感想なような。。
いやでも主人公たちはすごく魅力的で
行為シーンは楽しめたんですけどね〜。
如何せん深見が目立ちすぎというか・・・。
幸せな2人をもっと見たかったっていう思いが強いです。
でも榎田さんの筆力はすごいなと思いましたが!

あ、別所先生は本当に素敵でしたねv

そうそう。1つ聞きたいのですが
水原さんもこういう系の話(愛のない第三者の暴力?)が多いのですか?
自分水原さんをこれから読もうかなーなんて思っているのですが
こういう系ばっかりなら敬遠した方がいいかしらん。。
comment_area
(..)φ 氷雨
2008/09/17 11:13 PM

comment_area
氷雨さん こんばんは♪
わーい、いらっしゃいませ、お勉強は一段落ですか?

確かに深見はでしゃばりすぎ…というか、結局この人が持っていたのは歪んだ愛なんだか憎悪なんだかハッキリしません…まあ消えてくれてせいせいしましたよ…。

水原さんは4冊しか読んでないんですが、私が読んだのはどっちのパターンもあります。
でもどの本も暴力シーンが割と容赦ないのでダメな人はダメかも…(-_-ι)
あとは三角関係とか多いかな?私は↑このパターンにおける攻×攻という難儀な萌えを見出だしてしまいましたが(笑)

私も教えていただいたのにまだ読めてないんですが、水原さんなら『窓』がオススメだそうですよ♪

ではではまた息抜きにでも遊びに来て下さいね〜(*´▽`*)
comment_area
(..)φ ゆちゅらぶ♪
2008/09/17 11:37 PM

comment_area
ゆちゅ♪さん、おはようございます♪

「犬ほど〜」のリンク作が出ると思っていなかったので、シリーズ化して驚いています。
でも、まあ設定的には美味しいから一作ではもったいないですよね〜。
でも、このシリーズって登場人物のバックボーンが結構辛いというか…。
最終的には幸せをつかむから途中痛くても読みますけどね。
次のペットは何かな〜?
っていうか、ペットが受けなのか攻め七日?
でも、その前に「交渉人」ですね♪
シャイでなかったらルコちゃんも!!
なんやかんやで榎田さんは大好きな作家さんなので、次のこのシリーズも楽しみです。
でも、期待し過ぎて、ダメだしばかりしてますけどね〜(苦笑)
榎田さんだと、つい細かいところで云ってしまうのですよね。

ではでは、お邪魔しました。
comment_area
(..)φ はーこ
2008/09/18 7:56 AM

comment_area
はーこさん こんにちは♪

確かに榎田さんはたまにとても痛いですよね…でもまだ救いがあるというか、同じDVなんかでも水原さんは耐え難いと思うのに榎田さんは我慢できるんですよね(T∇T)

このシリーズは犬もライオンもよかったけど次に出るとしたらなんでしょうね…ビッチな子猫ちゃんとか?
犬は初物だったしライオンは攻だからよかったけど基本設定が男娼ですしね…あまり経験豊富な受は苦手なんですが(笑)

まあでもその前のルコちゃんもネコ屋も大好きなので楽しみです!(≧∀≦)

コメント&TBありがとうございました♪
comment_area
(..)φ ゆちゅらぶ♪
2008/09/18 11:08 AM

It comments.









Trackback URL of This Entry
トラックバック機能は終了しました。
Trackback
「獅子は獲物に手懐けられる」著者:榎田尤利 イラスト:志水ゆき
『犬ほど素敵な商売はない 』のリンク作。 リンク作が出るとは思っていなかったので驚きましたが、よく考えたら、1作で終わらすにはもったいない設定ではありますよね。 タイトル通り、今度のペットはライオンです。 ところで、この作品は攻め以外の人間による暴力シ
(^ー゚)ノ こんな本よみました… | 2008/09/17 7:26 AM