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春まだき明けゆく空に君想ふ
思へば乱るる朱鷺色の
思へば乱るる朱鷺色の
花川戸 菖蒲

本のタイトルが古典調なので私も倣ってみました。
前作がちょっと感想も書けないほどアレだったのでこれもあらすじ読んで尻込みしていたのですが、「雪月花」の棗さんにお奨めいただいてとりあえず購入。
遅ればせながらやっと読了いたしました。
ありがとうございます、棗さん♪
でも寝込んでる時には読むもんじゃないね〜涙とその他の液体(自主規制)で窒息するかと思いましたよ…(T∇T)

シャレード文庫 花川戸菖蒲 「思へば乱るる朱鷺色の」


かつて大学在学中、ある事件をきっかけに友人たちから避けられるようになった朱鷺。
過去を捨て、東京に出てWEBデザイナーとなった今も、想いを寄せていた同級生の雄大を忘れることができず、金持ちの男に暴力的に抱かれることでどうにか自分を鎮めてきた。
だがある日、そんな朱鷺の家に突然雄大がやってくる。
必死で追い返そうとするものの、雄大はそのままマンションに居つき同居生活が始まってしまう。
拭い去れない過去への罪悪感から、訪ねてきた理由を聞くこともできず、苦しさを持て余した朱鷺は再び男のもとへと出かけてゆくが…。
もどかしくも狂おしい、スウィート・ラブ!

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京言葉のエロいお兄さんが書きたい、と書き始められたそうですがどう考えてもエロいのは雄大のほうです。

最初いきなり家を訪ねてきたときにも下手なストーカーよりタチ悪ィな、と思いましたがこれで未だに朱鷺が雄大を想い続けていたんじゃなければ立派な犯罪者です。

ま、逆に無理矢理でも押し入ったのを黙認された時点でこのスケベな不法侵入者には朱鷺の恋心はバレバレだったんでしょうが。
今回朱鷺があんまり一途で物慣れなくてかわいらしいもんですから私、雄大には辛辣でしてよ?(笑)

始めの頃は雄大が両親しか知らないはずの住所をどうやって知り、またなんの思惑があって押しかけてきたのか意図が読めず困惑する朱鷺でしたが雄大の作るごはんを二人で食べ、他愛ない話をしながらのんびりとお茶を飲む…そんな生活に幸せを感じ今だけのことだと言い聞かせながらそれをいつか手放さなければならないことに怯えています。

朱鷺は大学時代、ずっと一途に雄大だけを見つめていましたが夏休みで雄大が帰省している間に朱鷺をおとしめる悪意を持った噂が広まり、やがてそれは地元でも囁かれるようになってしまったために大学を中退して東京へと逃げたのです。
もう一人の当事者である泉井教授や、地元で商売をする両親のことを慮ったというのもあると思いますが、噂を信じた雄大に蔑みの目で見られることに耐えられなかったから。

なんておバカでかわいそうで愛らしいんだろうと思います。
いや、ホントに泉井教授のことを思ったらその噂は否定しとけ?と思うんですが、あんまり一途に雄大ばっかり追っ掛けてて友達いなかったんだろうな、この子…。
そうして3年半も見つめ続けたわりに二人きりで話をしたこともなかったんですからね〜、乙男ですよ!

で、東京出て来て何やってたかっていうと金持ち男と付き合ってマンション貰ったり?(笑)
雄大以外にはけっこうたまらんツンデレなんやろなーと思います。

読む前にびびっていたえすえむシーンもそれほどではなかったというか。
「ビスクドール・シンドローム」のときも思ったのですが、本意ではない形で朱鷺が付き合っていた男たちはみんな悪い相手じゃなかったような気がするのですね。
花川戸さんはそこまで書かれていませんが、朱鷺を次々と受け渡してきたという男たちはみんな朱鷺を愛してその行く末を心配していたのだと思います。
セックスは身体を痛めつけるようなやり方をされてきたかもしれないけど、それは自分を罰したい朱鷺がそう望むからで、その関係に耐えられなくなると身元の確かな次の男に譲ってしまう…て、私は勝手に妄想してるんですが。

でもおかげで朱鷺はキスも知らず、抱き合うことの気持ちよさも知らないままでした。

そして謎の押しかけ男・雄大ですが。

大学時代雄大には彼女がいて、朱鷺とはまともに話をしたこともなかったのですが、彼から向けられるひたむきな視線には気付いていて常に気にはかけていたようです。

朱鷺が大学から去ったあとも何をすることもなく、東京に戻り就職し、そのまま彼のことは記憶の片隅にしまい込まれていたある日、出張でやってきた京都で夕暮れの朱鷺色に染まる空を見て急にいてもたってもいられなくなるのです。

その足で大学に向かい、泉井教授に会い、真相を聞き出すとそこから約一年悩んだ末、これって恋だよなーと思い到り今度は朱鷺の実家である組紐屋さん詣でです。

イケズな言葉でやんわりと雄大を追い払い、大事な息子を守ろうとするご両親に自分も朱鷺を大事なんだよ、ということをわかってもらうために、仕事の合間を縫って何度も京都を訪い徐々に相手に心を開いて貰おうとするところではちょっと泣いちゃいました(T∇T)
やっぱり花川戸さんの攻はこうでなくっちゃ〜!

誠実にその人だけを愛して包みこんであげて、自分は一生こいつと添い遂げるんだ、って覚悟を持って生きていける人。

結局朱鷺は一度雄大と身体を重ねちゃってからも、それまで散々他の男に抱かれてきた自分を汚いと思う気持ちを拭えず、雄大の気持ちを諮り兼ねているときに雄大に抱き込まれて思わず告白してしまうのですが

「…雄大が…好きなん…」

という決死の想いの言葉の意味を取り違えのんきにお茶を煎れにいってしまう雄大…。
京都に4年も住んどいて何やっとんじゃ!(≧д≦)

おかげで絶望した朱鷺は他の男に抱かれてしまいます。
もうっ!誰かを大事に思う人は自分のことも大事にしなきゃいけないんだよっ!とおねーさんも叱りたい。

その後想いが通じての書き下ろしでは雄大が会社の後継ぎであることからまた朱鷺が妻を娶れの自分を愛人にしろだの言い出しますが。雄大にちょこっとお灸を据えられてかなり後悔したようですね。
二人で露天風呂付き離れの温泉旅館でしっぽり新婚旅行を楽しんだら、いずれは朱鷺を伴って組紐屋詣で再開なんだろうなぁ。
定番(?)の息子さんをくださいっ!ですよ、もちろん♪

あ、シャレードでは前の本が清く正しいお付き合いだった反動か、エロも盛り沢山でした(≧∀≦)!

ちうか、雄大のエロテクがどこで磨かれてきたのか私も気になりますよ。
まあ今後泣かすのは朱鷺だけならよしにしとくけどね…(笑)

ともかくひょっとしたら読まずにいたままだったかもしれない本なので棗さんには大感謝です♪
どうもありがとうございました〜!(^-^)
ゆちゅらぶ♪ | 花川戸菖蒲 | comments(5) | trackbacks(1) |
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Comment
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ゆちゅ♪さん、こんばんは。

仕事がちょこっと落ち着いたので、この本だけやっと読むことができました。

雄大は本当にいい奴ですよね!
私も朱鷺の実家に通い続けるシーンには涙しました ( p_q)
受けのことを一途に想う攻めがいい!
今回も花戸川さんにジーンとさせられてしまいました(笑)

ところで
ゆちゅ♪さん、お体の調子はいかがですか?
熱が出ると辛いですよね。
早く良くなりますように。
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(..)φ ゆき
2007/03/24 2:02 AM

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きゃー!私ったら間違えてました。
「花川戸さん」ですよね。
失礼しました <(_ _)>
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(..)φ ゆき
2007/03/24 2:12 AM

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ゆきさん こんにちは♪

ご心配かけてすみません、熱はどうにか落ち着きました。今は咳がひどくて大変です(T∇T)

ゆきさんも相変わらずお忙しいみたいですね〜、大丈夫ですか?
こちらはインフルエンザすごく流行っていて家族もバタバタとやられています…。
ゆきさんも職場で拾わないようにお気をつけてくださいね♪(^-^)

花川戸さんは前の本がプチショックだったので今回恐る恐る手を出しましたが、いつものラブラブ花ちゃんテイストでホッとしました〜!

ファンとしては新作はいつも嬉しいけどシャレードでは愚直の続編もぜひお願いしたいですね♪
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(..)φ ゆちゅらぶ♪
2007/03/24 4:00 PM

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ゆちゅ♪さんこんばんは。

・・・インフルエンザに冒されつつも、読まれたんですね。
っていうか、そんな無茶してして大丈夫なんですかー!?

とにかく、ゆちゅ♪さんには気にいっていただけたようで、強引にオススメした甲斐がありました。
エロいお兄さんとスケベなお兄さん、すばらしくよかったですよね(笑)
・・・ただ、なぜに雄大が、あれほどに巧いのか、私もそのへん妙に気になりますが。

花川戸さんの作品で、「一緒に住む」とか「新婚旅行」とかそういう言葉が出てこないと、私は落ち着かないんですよ(笑)
はじまり方がわりとヘビーだったけれど、終わりがいつもの甘々でもう、大満足です。
この調子で、続いてくれたらなーとも思いますし、愚直も気になります。
花川戸さん、なんて罪な人・・・(笑)

早速TBさせていただきました、よろしくお願いします♪


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(..)φ
2007/03/24 10:38 PM

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棗さん こんばんは♪

棗さんにはもう感謝感謝ですよーヾ(≧∇≦)ノ♪

ビビリなもので手にするまでにまた時間が掛かってしまいましたが、カラダはともかくステキBLは心の栄養ですもんね♪

実は私も日常的にあかん!とかいやや!とか使ってるのですが、字面は同じでも京言葉や滋賀の方(京都よりもっとおっとりですんごく可愛いです♪)とは語調がまるで違うのですよねえ…。しかも私は後付けで愛知+岐阜+大阪MIXですからキッツイんすよ(T∇T)

愛らしい滋賀の従姉妹を見習ってこれから可愛い「あかん…!」の練習を…って誰が喜ぶかってーの(T∇T)

かーいらしく「堪忍して…」とか言われてるスケベお兄さんが憎いどす(笑)

コメント&TBありがとうございました♪
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(..)φ ゆちゅらぶ♪
2007/03/24 10:56 PM

It comments.









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思へば乱るる朱鷺色の:花川戸菖蒲
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(^ー゚)ノ 雪月花 | 2007/03/24 10:24 PM