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不道徳にも程がある(T-T)
不道徳な闇
不道徳な闇
松田美優

普段からあまり作家さんのプロフィールをチェックしたりHPをのぞいたりしない私ですが、今とても気になっている人…松田美優さんてひょっとしてものすごく出身地が近い方のよーな気がしています。
少なくとも同県だろうと思ってるんですけどね…著作を読むたびにジモティのニオイを感じます(笑)

シャイノベルス 松田美優 「不道徳な闇」

ある放課後、高校生の椎名巡は駅のトイレで数学教師の笹川に身体を奪われた。
普段は薄汚れた白衣と教師の仮面で世間を欺いている笹川だが、その実、欲しいものを手に入れるためならどんなことも厭わない男だ。
愛情に飢え、プライドの高さゆえに弱みをさらけだせない椎名を、笹川は甘い言葉と快楽の技を駆使して追いつめていく。
情欲に縛られる椎名。
激しい独占欲を持つ笹川。
深く、背徳的な恋の闇に落ちていくふたりだが…。


ものすごくいまさら感が否めませんが、ただ今積ん読消化強化週間実施中なのですよ。
松田さんは「赤い呪縛」はものすごく好きだったのに、二作目はちょっと暴力描写が痛すぎて好きになれずついこの本も積んじゃってたのですが。

ぐわー、なんでこんなの積んでたの自分!
ちゃんと読んでたら2006年BESTにいれてたかもです。

言い訳するようだけど、高校教師といいながら実相寺さんの描く笹川がどうみてもヤクザ以外のなにものにも見えず、また痛たなのか…と読む前からビビっていたのですよ(笑)
実際には三作のうちでは一番暴力描写は少なかったです。

攻の笹川は見た目も中味も高校教師としてはありえねえ!というくらいどチンピラなんですが、おかしいよなあ、学生時代年中ジャージの先生なんか山ほどいたのに笹川のジャージ姿はあと足りないのはぶっといゴールドのチェーンだけ、という完璧そこらのチンピラスタイル(笑)車もエルグランドかよ…こんな先生いたらほんとにイヤだなあ、という点ではある意味ファンタジックですらあります。

飛び抜けて目立つ美貌ゆえに周りから孤立し、家族内ですら無視という虐待を受けていた椎名の、高いプライドの内側で縮こまって息を潜めていた脆い部分を笹川は手段を選ばず引きずり出し、搦め捕り自分の手のうちに閉じ込めようとします。

最初は初めから乱暴な手段で自分を引き裂いた笹川を信じられず抵抗していた椎名ですが、強引さの裏側にあるのが強く自分を欲するがゆえの熱情だと気付いたときから少しずつ心を許し、笹川に惹かれてゆきます。

しかしようやく想いが通じたあと、笹川は椎名を手に入れながらも他の人間を抱いている事実を知り、傷付いた椎名は別れを突き付けるのですが、その後距離をおいたことでもうお互い以外の手をとることはできないと思い知り、更に嫉妬に燃えた笹川に最後の逃げ道を奪われて他になにも見えない闇の中を二人歩くような恋に身を投じる覚悟を決めるのです。

椎名は家族から謂れのない虐待を受けていて、どこにも身の置き所のないような孤独を母に似た年上の女を抱くことで紛らわす少々壊れ気味…いえ、壊れる寸前のバランスを維持してるんですね。

その目立つ美貌と孤独の気配に惹かれ、教師の立場を越えて椎名を手に入れようとする笹川はまさに狂犬じみています。
こんな男に魅入られちゃうなんて、なんて気の毒な…!

その後も担任の仲原夫妻との関わりのなか、ほんの少し家族に対して前向きな気持ちを取り戻し、明るい世界を歩きかけた椎名を引きずり戻すのはやはり笹川です。

笹川の椎名に対する愛情はもはや狂気じみていて、最後には担任としていつも椎名を気にかけていた仲原に二人の関係を暴露し、その事実を嫌悪して背を向けた仲原と椎名との関わりを断ち切って自分だけしか見えなくさせるのですね。

いやマジでストーカーよりタチ悪いんですけど。
ハナからゴーカンだし、車内放置プレイだし勝手にカミングアウトするし。

でもでもでも…!最初はなんちう悪辣なエロ教師なの!と思ってたハズなのに実は初めから椎名が欲しくて欲しくて辛抱たまらんかったんですね、この人。

強引で傲慢かと思えば一途に真摯にお前だけが欲しい、と熱のこもった瞳に捕われ続けたら高いプライドのせいで孤独に苛まれ続けてきた椎名がおちるのも無理はありません。

ほんとにとんでもないどチンピラ教師なのに、か、かわいく思えてきちゃったじゃないですか…(T∇T)

自分が付き合うのなんか死んでもゴメンですが。

どちらかというと先行きに明るい材料のない二人で、読み終わったあとに楽しく今後のラブラブな二人を妄想するにはむかないカップルなんですが、破滅型というほど暗さや絶望感もない。
刹那を生き続ける二人、といったイメージです。

これはこれで賛否両論というか、好き嫌いは分かれるだろうなあ。

私としては例の如く脇役スキー回路が発動して仲原&まみちゃん夫妻が大好きだったのでちょっぴり悲しい結末ではありますが、こちらの二人に関してはきっと落ち込む仲原を「ほんとに好きならホモでもいいじゃなーい♪ジュンくんキレイだもん、アリアリだよー」とかまみちゃんが諭して、また椎名と向き合ってくれるハズ!と勝手に妄想(笑)
私って前向きだなあ(≧∀≦)!

読みながらもたびたび「ありえないって!」とツッコミいれてしまうようなストーリィではありましたが、私的にはかなり好きです。
仕事に打ち込んでお互いを高め合いながら並んで歩いていく二人、というのがもちろん理想で大好きなんですが、時には目の前の相手だけがいれば他はなにもいらないような狂愛じみた関係をがつっ!とたんのーしたいのです!
はぁ〜、お腹いっぱいごちそうさまでした♪

でもモラリストの自覚のある人にはおススメしませんよ?(笑)
ゆちゅらぶ♪ | 松田美優 | comments(4) | trackbacks(1) |
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Comment
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こんばんは!ゆちゅ♪さん。
私、この作品に対する肯定的感想を初めて見たような気がします(笑)。
私の場合、結局ストーリーの根幹が把握できなくて、2度読んでいるのですが、
それでもイマイチよく分からない話だったんですよね、実は。
(私、どうも基本的な読解力が足りていない人間みたいです…)

でも、基本的に私も嫌いではないです、こういう展開。
何より、俺様×美人のCP設定が大好物なんで♪
ただ、まあ、かなり読者を選ぶ不道徳な作品設定ですよね…。
ダメな人にはとことんダメな作品だと私も思います。
そして、ここまで未来のないBL作品も珍しいです…うーん。

赤い呪縛の方も気になっているのですが、兄弟ネタと伺っているので、
そこが(私にとって)難関なんですよね…読んでみたいような読みたくないような。
『自己破壊願望』の方は、世間の評判に反して私は結構好きな作品でした。

それでは。


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(..)φ tatsuki
2007/01/16 9:58 PM

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tatsukiさん こんばんは!

>私、この作品に対する肯定的感想を初めて見たような気がします(笑)。

ぎえっ!そーなんですか?(≧д≦)

基本的に自分が感想書くつもりの本は書き終えるまで他の方のレビューを読まないようにしてるので、これもまだどなたの感想も目にしてないんです〜(>_<)

でもtatsukiさんもレビューをあげてらっしゃいましたよね?また後ほど伺います〜(^-^)

そうか、世間さまではNGなんですかね、この話…みなさんのモラルでは許されませんか、そうですか(T∇T)

やっぱり私ってズレてるんだなあ、と再認識いたしましたよ(笑)

せっかくコメントいただけたのでお差し支えなければTBもお願いします!
いろんなご意見伺いたいのでうちは大歓迎ですよ〜♪

「赤い呪縛」は半分血の繋がった兄弟モノですが、こちらこそ生理的嫌悪を覚える方がいるでしょうね〜。
私も昔はダメでしたが最近どんどんなんでも来い!に…。私はかなり好きな話です。

「自己破壊願望」はHPでSSを読んでからちょっと肯定的になれました(笑)
痛いの苦手なんですよ〜(>_<)

それではtatsukiさんの記事も楽しみにいたしますね♪
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(..)φ ゆちゅらぶ♪
2007/01/16 11:19 PM

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こんばんは!再びコメント失礼します。
いつも賑やかなゆちゅ♪さんの記事で、これだけコメント付かない現実に全てが凝縮されているのかも(笑)。

兄弟ネタが苦手なのは、モラルの問題と言うよりは、
その反社会的な関係に倒錯的でナルシスティック喜びを感じていそうな二人、
という関係が基本的に苦手なのですネ、私の場合。
(このタイプの究極的な設定が双子だと思うので、双子CPはかなり地雷)
兄弟だけど、それを殆ど意識しない二人の場合なら逆に大丈夫なのです。
それ故何となく、松田さんが扱う兄弟ネタはイケル予感もするのです。
松田さんの作品は、反モラル的で自傷癖ありますがナルシスティックな関係では無いと思うので。

モラル的にダメなネタはカニバリズムくらいかもしれません、私。
これだけは本当に生理的に受け入れられません(江戸川乱歩脱落の最大の原因でした…)。

ゆちゅ♪さんは暴力シーンが苦手なんですね。
水原とほるさんとか山藍さんとか無理っぽいですね。
私は暴力ネタは好物です、受けが暴力的だと更に大好物ですね(笑)。

それでは!
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(..)φ tatsuki
2007/01/18 11:48 PM

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tatsukiさん こんばんは♪
再度のコメントありがとうございます〜!

いや、でも私コメント0なんて記事山ほどありますから、のちのち「しまった、これはハズレだったか!」と思うのもしょっちゅうです(笑)
なによりうちが賑やかなのはオカマスターとかゆちゅぴんのおしりネタとかそんな時ばっかりで…一応読書感想系ブログとしてそれはどうなのよ?といった感じです(笑)

なにより今回自分の読書方法を考察する機会ができたおかげで、私が人様に本をオススメするということはかなり危険ではないかと(T-T)

私は楽しかったけど他の人にはそうでもないよ…なんてこともあったろうな、と思うと〜!まあ私の感想は目安の一つとして割り引いて読んでいただければと思います…。

あ、私は確かに暴力も凌辱も苦手なので山藍さんや水原さんは今の所パスですが、暴力的な受は大好きです(笑)
「恋する暴君」とか「野蛮な恋人」とか…いや、タイトルがもうそのまんまですね!
「赤い呪縛」も一方的に殴られてる訳じゃなく取っ組み合いの兄弟ゲンカなのでわりとOKでした♪

よろしければ9月9日感想アップしてますので参考までにご覧になってみてください♪…かなり割引が必要かと思いますけど(T▽T)
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(..)φ ゆちゅらぶ♪
2007/01/19 12:28 AM

It comments.









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不道徳な闇
まず始めに断っておきますが、私は基本的にこの作品が嫌いではありません。 強引で俺様な教師×プライドの高い美人高校生受けというCPパターンは、 私が最も萌えるシチュエーションの一つだと言っても過言ではありませんし
(^ー゚)ノ la aqua vita | 2007/01/17 8:05 PM