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今年最後の萌えBL(≧∀≦)♪
松風の虜
松風の虜
鳩村 衣杏

みなさま 新年を迎える準備は恙無くお済みでしょうか。今日でまた一年が終わってしまうのですね…。

大変感慨深かった2006年を締め括るに相応しいホモ小説は…と積ん読の山を漁ってこれは、と目星をつけました。
これを持ちまして今年最後のご紹介でございます。

ガッシュ文庫 鳩村衣杏 「松風の虜」

どれにしよう〜、と散々迷った結果手にした決め手は、まあ鳩村さんだし…ということと、あとがきを先に読んで今回のテーマとして挙げられていた単語がどれひとつとして私の萌えポインツとずれがなかったからです。

そして単語に萌えても往々にして中味でハズされるということも少なくないホモ本において、見事にトータルポイントの高い萌え小説としての仕上がり、個人的には締めを飾るに相応しい大当りでございました♪


「堪能されましたか?」

恋い焦がれていた男に抱かれ、狂うほど泣かされた後、そんな台詞が冷たく落とされた。
茶道宗家・佐生家に生まれながら、その家を出た睦月。
彼を次期家元にと、当代家元の秘書である伊藤柾親が迎えにきた。
柾親を断ち切りたいがために家を出た睦月は宗家継承を拒むが、柾親はそんな睦月を快楽で縛りつけて言うがままにしようとする。
愛とは遠い、望まぬ関係。
睦月の絶望は、狂おしい渇愛へと変わっていくが…。

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秘書、下剋上、秘密、和風、敬語、眼鏡、道具、茶室、着物…。

素敵ワードの羅列です。

つまり茶道宗家の御曹司が家元の「眼鏡」をかけた「秘書」に次期家元になることを強要されて、これを受け入れる条件として抱かせろと迫りますが、「下剋上」されてしまい反対に組み敷かれて「敬語」で責められ泣かされてしまう。
それをビデオにまで録られ、その後も「道具」を使って乳首をいたぶられたり、「着物」を着たまま「茶室」でのえっちなど、「和風」テイストにあふれたエロ満載♪
ですがストーリィ自体はそこかしこに「秘密」がちりばめられ、かなりシリアスな展開です。

どおですか、私と同じような萌えツボをお持ちのお嬢さまならこれだけでドキドキしませんか?(笑)

さすがの鳩村テイスト、今回も茶道についての描写はかなり詳しく、所作のみならず茶人としての心のありようにまで触れ、茶の真髄の一端をにじり口からちょろっと垣間見たような気持ちになれました。

まあお茶と言ったら京都のお茶屋さんの店先でお薄とお菓子をいただくのがせいぜい、茶道家元といえば殺人事件と片〇なぎさが頭に浮かぶ私ですので奥深い茶の湯の世界に言及するなどとてもおこがましいのですが。

ともあれ大変興味深く読める部分が多いとともに、出生の秘密に関わる「下剋上」のダブルミーニングも面白かったです。

この話では、宗家の跡目を継いでいた兄が病に倒れ、自分をいらない存在だと思い込んで一人NYで暮らしていた睦月が次期家元として呼び戻されることになるのですが、このお兄さんが膵臓癌で余命宣告を受けているのですよね…。
うちの父がやはり膵臓癌で亡くなっているのでその壮絶な様子は多少なりとも知っておりますし、なにより33歳の若さで妻と生まれたばかりの息子を遺し、茶道宗家の責任を自由に生きて欲しいと願っていた弟の肩に背負わせて逝かねばならないのはさぞや無念だろうと思いますが、兄 一明の覚悟を決めた穏やかさ、心の強さはとても印象的でした。

で!肝心のエロですよ(笑)

NYでは自分よりガタイのいい白人男を鳴かせてきた(!)睦月が、押し倒すつもりでいた秘書の柾親に逆に押さえ付けられ、それまで後ろで感じたことなんかなかったのに一発で虜にされ、身も世もなく喘がされてしまうんですね。

もともと切ない初恋の相手だった男から受ける愛撫に、呆気なく陥落してしまう元・攻(笑)
うわー、なんて美味しい展開なんだ(≧∀≦)!

しかもその秘書が冷たくて偉そうで眼鏡で慇懃無礼な敬語攻ときたら!激萌え!

そしてなにより私の微笑みを誘ったのは柾親の坂を転がってゆくようなメロメロぶり(笑)

睦月はなんといっても初恋の人ですし、家族の中で疎外感を感じ続け柾親にただ愛されることだけを求めているわけですが、柾親の方は最初はある目的のために睦月を都合よく利用しようとして関係を結んだのです。

しかしこちらも長年胸に秘めた目的の為の駒にすぎなかった睦月を、抱けば抱くほど手放せなくなってゆく…冷たい言葉でいたぶりつつ、内包する想いは熱く膨れ上がって、時には嫉妬に身を焦がしちゃったりしています♪

「なんてカンタンなんだ…(T∇T)」と思いながらも私はどうやらこの手の可愛いげのある男が好きならしいです(笑)

そんなわけでストーリィも面白く読めましたし、エロも萌え!(≧∀≦)

またまた脇なんですけども兄 一明もいい人だったし梅澤のおじ様も好きだったし、従兄弟の恭司さんも…ってキリがないっすね!弁護士の矢口は『踏んでやるリスト』入り決定ですが。

はぁ〜、今年もたくさん素敵BLに巡り会うことができました♪

締め括りの一冊も私的にはお正月に、雅な気分でいかがですか?とおススメしたい本です。

来年はすぐ目の前にやってきていますが、またどうぞ面白い本をたくさん読めますように♪
ゆちゅらぶ♪ | 鳩村衣杏 | comments(4) | trackbacks(2) |
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Comment
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ゆちゅさん、こんばんは。
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年も萌えをたっぷり語ってくださいね〜(笑)

>>「なんてカンタンなんだ…(T∇T)」と思いながらも私はどうやらこの手の可愛いげのある男が好きならしいです(笑)

ええ、私も好きです(笑) でもちょっと、征親の気持ちの変化はもう少し言及してほしかったです。本人自身が、いつのまにか…って思ってるので無理でしょうか。
一明は本当にいい人でしたよね〜。ラスト、征親は彼に打ち明けるんでしょうか。どんな会話がなされるのか想像できるような、できないような。とてもいい終わり方だったと思います。
それにしても睦月が”抱く”つもりだったって(笑)
やっぱり受け攻めって体格とかじゃ決まらないことなんですよね〜。BLではだいたい決まっちゃってますが。
そんな些細なところまで面白かったです。
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(..)φ 秋月
2007/01/03 10:37 PM

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秋月さん 明けましておめでとうございます♪

旧年中本当にありがとうございました!
本年もどうぞよろしくお願いします(^-^)♪

最初は相手を利用するつもりだったのがいつの間にか…みたいな、こう抗いがたく恋に落ちるような設定は大好きなんですが、まあ多少「いいの?そんなことで…」と思わないこともないです(笑)

睦月が白人男性をあんあん言わせてたのはビックリでしたが、反面ちょっとホッとしたりして(笑)
兄弟間の情愛なども感じられて余韻のあるお話でした。

また今年も楽しく萌えを語りたいですね♪
秋月さんにとってよい一年になりますように!
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(..)φ ゆちゅらぶ♪
2007/01/04 7:32 PM

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こんばんは!コメント失礼しますね。
私も遅ればせながらこの作品を読ませて頂きましたよ。
和風情緒がとても心地よい作品でしたよね。
私も茶道に関しては全くの不勉強で、分からないことだらけでしたが、
そんな私でも、本格的な茶会の世界を体感出来たような気持ちになれました(笑)。
そして思わず、好物の高級和菓子まで買ってきてしまいました…。
(こちらもとても美味しかったです♪)

今回、素敵な作品を紹介してくれたゆちゅ♪さんには心から感謝しております。
先送りなってしまいましたが、TBの方も送らせていただきました。
こちらの方もよろしくです。
それでは、また。
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(..)φ tatsuki
2007/01/11 8:36 PM

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tatsukiさん こんばんは♪

コメント&TBありがとうございます!
お楽しみいただけたなら幸いです(^-^)

萌えポイントは人それぞれなので、しかもけっこう私はそちら方面ではマニアックな楽しみ方をしていると思いますのでアレですが、作品自体に清しさを感じられてとてもよかったですよね♪
感化されて和菓子を買いに行く気持ち、わかります〜。
本格的には無理かもしれませんが、私も市民茶会なんかに参加してみたくなりました(笑)

あ、裏大奥もよろしければ是非(≧∀≦)!
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(..)φ ゆちゅらぶ♪
2007/01/11 10:48 PM

It comments.









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